ジムニーは、軽自動車のコンパクトボディでありながら、オフロードでの走りは本格的です。
山道に乗っていったら楽しめそうです。
私、遊びの妄想が膨らみ、つい購入する契約までしてしまって、1年先の納車を待つことになってしまいました。
角かくっとした車体に丸目のヘッドライトのデザインはかわいらしく、世界的にも人気が高いという話です。
日本国内では、若い女性がジムニーを購入して、アウトドアレジャーを楽しみ、その姿をInstagramに投稿しています。
ジムニー女子という言葉もよく耳にしますね。
アウトドアレジャーだけでなく、ビジネスシーンにおいても使えるクルマです。
20年ぶりにモデルチェンジした新型ジムニーは、2018年7月5日に発売されています。
現在も製造が追いつかず、中古車市場ではプレミアム価格がついている状況です。
目次
ジムニー 新型
ジムニー 新型が登場して2年が過ぎましたが、いまだにバックオーダーを抱える人気車種となっています。
20年ぶりのフルモデルチェンジという事もあり、マニアは特に待ちわびていましたが、それよりもジムニー 新型の洗練されたデザインに魅了される一般ユーザーが多くいます。
軽自動車なので、同じスズキのワゴンRなど乗り換えを検討する時に、ジムニー 新型を候補に挙げる人も少なくありません。
今のSUVブームに乗って、ジムニー 新型は魅力的に映ります。
しかし、デザインや本格4WDということにだけに目を向けると、意外と使いにくいクルマであることもわかっています。
ジムニー 新型 内装
確かに、先代に比べれば、後部座席のリアホイールの出っ張りが無くなるなど、乗車スペースに配慮したデザインもうかがえます。
しかし、収納スペースが現代のクルマにしてはなさすぎます。
スマホを持つことが当たり前の世の中ですが、このスマホをどこに置いてよいのか。
たとえ他のクルマにスマホを置くスペースがなくても、ドリンクホルダーは装備されています。
しかし、ジムニーに用意されているドリンクホルダーは、センタートンネルに2個だけ。
ドアポケットにもペットボトルホルダーがなく、浅く薄いマップホルダーがドアについているだけです。
小物入れもなく、グローブボックスの中は車検証だけでスペースは一杯になるほどです。
これでは、日常の使い勝手が良いとは言えません。
ジムニー 新型 走行性能
次に走行性能を見ると、電子デバイスが介入する電子スロットルとブレーキLSDトラクションコントロールは、悪路走行に大きな威力を発揮します。
これは一般道路の雪道などの滑りやすい状況ではかなり効果があります。
しかし、本格4WDの性能を発揮するオフロードでは、電子スロットルが邪魔をしてうまく走れないという話も聞かれます。
一般に、低μ路を走行する時には、ゆっくりとアクセルを開けて走り抜ける方法と、一気に加速する方法の2種類があり、状況に合わせてドライバーがアクセル操作をします。
しかし、ジムニーはどの状況でも電子アクセルがゆっくり走行するよう制御するので、ぬかるんだ場所から脱出できないことがあるともいいます。
かなり良くできたクルマですが、まだ煮詰めなければマニアにも一般ユーザーも満足できない仕上がりといえるかもしれません。
ジムニー 中古車
そんなジムニーを中古車で選ぼうと考える人も多いでしょう。
しかし、ジムニーの中古車相場は、意外にも高額なことでも知られ、5年落ちでも新車価格の50%の残価率を誇ります。
特に先代モデルとなる3代目では、新車車両本体価格が170万円前後だったのに対し、現在の中古車相場は190万円を超える個体があるほどの人気ぶりです。
特にジムニーが他のクルマと異なる点は、カスタムを施してある個体ほど高値で販売されていることが多いという事です。
カスタムも完成度の高い個体に限りますが、リフトアップをして悪路走行に特化したスタイルは、高価であることが多いです。
ジムニー 中古車の選び方
ジムニーを中古車で購入する場合、注意しなければならない点がいくつかあります。
それは、ジムニーが悪路走行するクルマなので、下回りに腐食や何かにヒットして潰れている所がないかといった点です。
また、悪路走行により駆動系に不具合が出ている場合があるので、試乗をして異音が出ていないか、クルマがまっすぐ走行できるか、そしてハンドルを左右に切った時にハンドルの重さに違いがないかなどしっかり見極める必要があります。
外装を綺麗にして展示するのは中古車店では当たり前のことですから、見えにくい所をしっかりとチェックするのが重要になります。
ジムニーを購入してカスタマイズを計画している場合は、初めからカスタマイズをおこなっているジムニーのほうが安く買える可能性大です。
自分がカスタムしたいパーツが付いているジムニーが売られていたら、かなりお買い得といえるでしょうね。
ジムニーは、趣味性の高いクルマなので、フルノーマルとかなりカスタムされたクルマに分かれて中古車市場で売られています。
目当てのクルマを見つけたら慌てずに、納得できるまでくまなくチェックすることもお忘れなく。
ジムニー 中古車 JA11
ジムニーの中古車でもJA11が今熱い
新型ジムニーが2018年に発売が開始されましたが、その角ばったデザインなのにかわいらしさを兼ね備えていることから、女性にも人気がでています。
そんな新型ジムニーをよそに、ひそかにレトロ感漂うジムニーJA11に目を移す人が増えています。
ジムニーJA11は、2代目の3期目のジムニーで、通称3型とも呼ばれています。
このジムニーJA11は1990年のバブル絶頂期に生まれ、排気量が660ccとなった初めてのジムニーです。
インタークーラーターボエンジンを搭載してパワフルな走りを楽しめます。
ジムニーJA11には、エアコンパワステ、そして中にはATもあることから、女性でも運転しやすいジムニーといえます。
また、このジムニーJA11には、多くのアフターパーツが販売されており、自分の好きなジムニーにカスタマイズできるのも大きな魅力ですね。
ジムニーJA11には、幌タイプとバンタイプの種類が存在しますが、多くのユーザーが幌タイプを求めることから、中古車市場でもバンタイプより幌タイプのほうが高値で販売されています。
バンタイプの車体をカットして幌タイプに改造している個体も販売されているので、購入後に錆などのトラブルに見舞われないよう、断面は注意してよく見た方が良いです。
しかしサビの話をすれば、このジムニーJA11は、リアフェンダーがサビやすいです。
リアフェンダーは、鉄板が内側のフェンダーと外側のフェンダーを合わせてスポット溶接で止めていますが、その隙間から水分が入り、中の防錆があまりよろしくないためか錆が発生します。
そこで、ジムニーJA11を中古車店で探す場合は、リアフェンダーの状態をよく確認しましょうw
リアフェンダーの折り目にスポットの丸い打点がありますが、打点の状態を左右で確認し、不自然なところがないかよく観察します。
もしスポット溶接の打点が無いようなら、そのジムニーJA11のリアフェンダーはパテで覆われている可能性が高いです。
すでに、20年選手となるJA11ジムニー購入するには、中古車の品質を見抜く力も必要ですね。
ボディ、足回り、そしてドライブトレーンをくまなくチェックしなければ、購入後に大きな出費が待ち構えることになります。
安いと言って飛びつかないようにご注意を。
ジムニー 中古車JA22
ジムニーの2代目の第4期として登場したJA22ジムニーは、1995年から1998年まで販売されています。
角ばったスタイルは、現行モデルのジムニーに共通する部分が多いことから、JA22が注目を集めています。
JA22型は、2代目ジムニーの後期モデルとなりますが、とはいってもすでに最終モデルから22年も経っているので、中古車を選ぶ場合は、慎重に見極める必要があります。
JA22型は、2代目ジムニーの中で、リーフスプリングからコイルスプリングに変更され、操縦安定性と乗り心地が良くなっています。
エンジンもワゴンRやアルトワークスに積まれていたK6Aエンジンが搭載され、高回転のレスポンスの良いエンジンになっています。
当然、ワゴンRやアルトワークスと同じエンジンなので、パーツも豊富に流通していることから、エンジンチューニングも楽しむことが可能です。
20年以上前となるJA22のジムニーですが、それより前のジムニーとは異なり、一般の人でも扱いやすく普段乗りにも使える性格を持っています。
そのためJA22型は、中古車市場でもマニアから支持されていないことから中古車相場が比較的低いことが挙げられますが、すでにカスタムを加えられた完成度の高いJA22型は、非常に高い相場を維持しています。
自分でジムニーをカスタマイズしてメンテナンスを行えるのであれば、安いジムニーJA22を購入して作り直して…という方法もあります。
ジムニー 5ドア
インド向けジムニーに5ドアが登場予定
現行型ジムニーは、世界でも人気があり3ドアとしてデリバリーされています。
そして、現在は静岡県の湖西市にある湖西工場で製造され、世界中に輸出されています。
今後ジムニーはインドのハンサルプール(グジャラート州)でも製造される予定で、2021年3月からインドでもジムニーが販売される予定です。
しかし、インドではデザインより実用性を重視する傾向が強く、現行モデルの3ドアではインドで受け入れられない懸念が持ち上がっています。
かつて、インドではジプシーとよばれる5ドアのジムニーが販売されていた経緯があります。
そして、今回も5ドアのジムニーの誕生を望む声も大きくなっています。
当然ジムニーの小回りの利くボディはそのままにすることが重要なので、全長は4,000mm以下に抑えることが予想されます。
すでに何パターンかのジムニー5ドアがインドで展示されていて、インドでは3ドアは販売されないであろうとも言われています。
また、搭載されるエンジンも、1.5Lのガソリンエンジンにすでに決まっていて、5速マニュアルが標準装備、ATも選択可能になるようです。
驚くべきことに、本格SUVとして人気のあるジムニーが、5ドアバージョンではFFになるというはなしも聞きます。
しかも4WDはラインナップになく、オプション設定となるというから驚きです。
この5ドアジムニーは、インドの文化や思想に合わせた造りとなることから、いま日本で売られているジムニーとは設計が異なります。
日本導入はあるのでしょうか。